アンドレイ、エヒミチは、ミハイル、アウエリヤヌイチの公務の邪魔をするのを恐れて、話はそれだけにして立上り、彼と別れて郵便局を出た。

 丁度その日の夕方、ドクトル、ハバトフは例の毛皮の外套に、深い長靴、昨日は何事も無かったような顔で、アンドレイ、エヒミチをその宿に訪問ねた。
『貴方に少々お願があって出たのですが、どうぞ貴方は私と一つ立合診察をしては下さらんか、如何でしょう。』と、さり気なくハバトフは云う。
 アンドレイ、エヒミチはハバトフが自分を散歩に誘って気晴をさせようと云うのか、或はまた自分にそんな仕事を授けようと云う意なのかと考えて、とにかく服を着換えて共に通に出たのである。彼はハバトフが昨日のことは噫にも出さず、かつ気にも掛けていぬような様子を見て、心中一方ならず感謝した。こんな非文明的な人間から、かかる思遣りを受けようとは、全く意外であったので。
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